プログラミング系ブログ

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プログラムやパソコンパーツ関連のことを、まったりと解説したり、しなかったりするブログです。

Raspi4 での samba 構築

dpcblog.hatenablog.com 前回の記事の続きです。
この記事では NAS にするため、samba をインストールして、HDD を共有ストレージ化するところまでを書きます。

筆者は今回の raspberry pi 4 (raspi4)NAS 化には、 以下の組み合わせで内蔵HDDを外付けHDDに変換して使いました。



[2024-4-14 追記]
HDDもケースももう古いので, などがいいのではないかと思います.

早速設定しましょう。

HDD 設定

まずは HDD の設定を行います。

sudo fdisk -l
とコマンドを打つと、ドライブ一覧が表示されるので HDD を見つけてください。 筆者の場合では /dev/sdb となっていました。以下適宜読み替えてください。
sudo mkfs.ext4 -E lazy_itable_init=0,lazy_journal_init=0 /dev/sdb
とコマンドを打ち、ext4 で HDD を初期化します。
lazy_itable_init=0,lazy_journal_init=0 は、初期化を一気に終わらせるために必要です。
sudo blkid
で、/dev/sdb の UUID を確認します。
sudo nano /etc/fstab
を開き、以下を追記します。
UUID="確認したUUID書く" /mnt/hdd/nashdd ext4 defaults,nofail 0 2
これで起動時に自動的に HDD が認識されるようになるはずです。/mnt/hdd/nashdd は、/mnt/hdd/sharehdd とかでも良いです。
nofail はつけておかないと設定に不備があったり、 HDD に何かあったりしたとき raspberry pi が起動しなくなるのでつけておいてください。
再起動するために、
sudo reboot
として再起動してください。 起動したら、
cd /mnt/hdd/nashdd
で /mnt/hdd/nashdd に移動してフォルダを作ります。
今回は、
sudo mkdir share
として "share" フォルダを作りました。また、だれでもアクセスできるように以下のように共有範囲を設定しました。ここは使い方に応じて設定してください
sudo chmod 777 share
このフォルダを共有しましょう。

ローカル ip の固定化

ip アドレスでアクセスできるように ip アドレスを固定化しておきましょう。

ip a
networkctl status
と2つコマンドを打てば、ip アドレスと、デフォルトゲートウェイの ip などが分かるのでこれをもとに設定します。
sudo nano /etc/dhcpcd.conf
で設定を開き、
#有線lanのipアドレス固定化
interface eth0
#ipアドレス指定 例 192.168.1.55 など
static ip_address="固定化したい ip アドレス"
#ルータのip 例 192.168.1.1
static routers="ルーターの ip アドレス"
#DNS ip 
static domain_name_servers="ルーターの ip アドレスと同じでOK"
とします。無線lan の場合は、interface eth0 を interface wlan0 にしてください。
ip アドレスは他の機器と重複しないよう注意です。raspberry pi 再起動中にほかの機器の電源など入れると重複しやすいので、 あらかじめ被らなさそうな数字を選ぶのもアリです。 保存して再起動すればOKですが、samba 設定後に再起動しても同じなのでこのまま進めてください。

samba インストール

samba は、簡単に言えば linuxwindowsファイルシステムを扱えるようにするソフトです。
念のため、パッケージを更新してから、

sudo apt-get update 
sudo apt-get upgrade
samba をインストールします。
sudo apt-get install samba
途中で以下の画面が出ますが、筆者は「いいえ」を選択しました。特に必要ない気がします。たぶん...。
インストールできたら設定を変更します。
sudo nano /etc/samba/smb.conf
としてファイルを編集し、先ほどの /mnt/hdd/nashdd/share をパスとして以下を追記します。
[RPI4_NAS]
  comment = Share folder
  path = /mnt/hdd/nashdd/share
  create mask = 0777
  directory mask = 0777
  inherit acls = yes
  read only = no
  writable = yes
  guest ok = yes
  guest only = yes
  browsable = yes
  force user=pi
  unix extentions=no
一部重複してる内容もありますが、これで誰でもアクセスできます。 再起動しましょう。 パスワードを発行したユーザーだけにしたい場合は guest ok = no にするとよいです。samba の細かい設定は結構ややこしいので、説明を省きますが、日本Sambaユーザ会のサイトが参考になります。

ユーザーにパスワード設定をしたい場合には、

sudo useradd "username"
で、raspberry pi 自体にユーザーを追加してから、
sudo pdbedit -a "username"
で追加してやると良いです。 デフォルトのユーザー pi は既に raspberry pi 4 にユーザー登録されているので pdbedit でパスワードだけを作ってやれば、iPhone からもアクセスできます。
iPhoneの設定をする場合には、こちらのサイト が参考になると思います。 筆者も iPhone からアクセスできるように設定してあります。

あとは、以下のコマンドで samba を再起動しておきましょう。

 sudo service smbd restart 

windows からは browsable = yes を設定したので、ネットワーク上に表示されるはずです。 万一、表示されなければ ip アドレスを直接入力してください~。
加えてネットワークドライブとして割り当てしておけば、普通の外付け HDD と同じように使えます。 東京経済大学のHPに詳しく書いてあるのでリンクを貼っておきます。

これで NAS の完成です!! お疲れさまでした。
同じように新たに share2 などのフォルダを作って smb.conf に追記すれば別々のフォルダを別々に共有できます。便利ですね!

次回の記事には VPN 接続で家の外から接続する記事を書きます。 設定をちゃんと書いたつもりですが、 もしも間違っている、上手くできないなどありましたら、自分の設定等を確認しますので教えていただけると助かります。
読んでいただきありがとうございました!
次の記事は、VPN 接続で家の外から samba にアクセスする記事を書きます。
出来次第アップしますのでお待ちください。

続きの記事を書きました! dpcblog.hatenablog.com


Raspi4 で NAS 構築 - 初期設定から ssd での起動まで

今日は Raspberry Pi 4 Model B (4GB) を購入し、NASにしてみたのでブログを書きます。
筆者も初心者でいろんなサイトを見てかなり苦戦して設定したので、なるべくわかりやすい記事にしたいと思います。
とはいえ Linux を扱いますので割と高度な?テクニックが要求されます。ですので自己責任でお願いします。 あとOSのインストール部分だけは他のサイト様の記事で説明を省略します。 (設定に必死になりすぎて写真撮るのを忘れました...。)

Raspberry Pi の詳しい説明は PC watch の記事の方に書いてありますのでここでは割愛します。詳しく知りたい方は下記サイトへどうぞ。

簡単に説明すると Raspberry Pi は、イギリスのラズベリーパイ財団によって開発されている教育用のシングルボードコンピュータです。
教育用ですがサイズが小さくて消費電力も小さいので様々なことに活用でき、センサーやモニターなどと組み合わせて IoT にも使われます。
これを NAS (Network Attached Storage) にしてやろうというわけです。

NAS はネットワークHDDなどとも呼ばれており、ネットワーク上にあるHDDを、あたかも直接接続した外付けHDDにアクセスしているかのように見せかけるというものになります。
同一LAN内の、どのPCからでもアクセスできて、比較的性能の低めの機器を使うことで電源を常時入れっぱなしでも消費電力が少ないのがメリットです。

はじめに

資料やデータなどにどこからでもアクセスしたくて NAS が欲しかったのですが、専用機器が結構高いのです...。
安いモデルでは性能が低くてあまりレビューが良くないし、少し性能の高いモデルを買おうとすると値段も高い...。
HDDなんかも別で買うのに本体高いってどうよ...。っていう感じだったのですが、 Raspberry Pi 4 で構築すれば1~2万ほど安く済む説をネットで見たので試しにやってみようとなりました。

Raspberry Pi 4 での NAS 構築に必要なもの

絶対必要
  • Raspberry Pi 4 本体
  • Raspberry Pi 4 電源
  • micro SD カード
  • micro SD カード - SDカード変換アダプター と SD カードリーダー
  • キーボードとマウスとモニター
あった方が良い

となります。Raspberry Pi 4 は無線 lan 標準搭載ですが、NAS にするなら速度的な問題もあるので有線接続がおすすめです。

まずは、Raspberry Pi 4 本体

Raspberry Pi 4 はメモリが、1GB、2GB、4GB の 3 タイプあります。 NAS にしか使わないのであれば 2GB でも十分かもしれませんが、筆者は大は小を兼ねると考え、4GBにしました。

[追記]
現在は、8GB の Raspberry Pi 4 もあるようなので、Raspberry Pi 4 は、4 種類になりました。


Raspberry Pi 4 のケースです。

Raspberry Pi 4 は性能も上がった分、発熱もそこそこなのでファン+ヒートシンク付きのケースも一緒に購入しました。 電源付きのセットも売ってますがなんだかレビューに電源つかないというレビューありましたので電源は別に購入しました。

[2024-4-14 追記]
割と頻繁に電源が壊れるのでラズパイ専用のものを使うより汎用品の方がいいかと思い,Ankerの充電器と100均で売っている type-c ケーブルを組み合わせて使っています. また,SDカードも安くなってきてますので, などがいいと思います.

microSDはSDカードリーダーでそのまま読み取ることはできないので、お持ちでない方はSDカードへの変換アダプターなんかも必要です。 これもmicroSDカードに最初からついてるものもありますので、お持ちでない方はそちらの方が安いと思います。お好きなSDカードをどうぞ!

あとは必須ではないですがSDカードをもともとあまり信用していない筆者は USB-SSDraspberry pi が起動できるように設定しました。 お好きな SSD をどうぞ!(笑)
起動させるだけなら、128GB~256GB あれば十分です。SSDNAS 化したい方は、1TB 以上にすると HDD が不要かもです。
筆者はデスクトップ PC から取り出して自宅に余っていた内蔵 SSD の Crucial の MX 300 (275GB) と、以下の SSD ケースを組み合わせて使っています。


raspberry pi 4 は USB 3.0 までなので、このケースで十分でした。

Crucial の MX 300 (275GB) は既に製造終了しており、今は MX 500 が現行のシリーズになりますね。筆者が見た時 ssd楽天 と yahoo の方が Amazon より安かったです。

raspi4 & ケース
組み立て完成
説明書の通り組み立てれば大丈夫でした。いい感じです。(笑)

[2020-07-26 追記]
raspi4 が ssd での usb ブートに対応したので、新しく記事を書きました。
これから設定する方は以下記事の手順なら sd カード無しで起動できます。

ここから下の内容は少し古いですが,追記した部分もありますので参考程度にお読みください。
なお、この記事の一番下に NAS 構築への各リンクがあります。

OSのインストール

raspberry pi が届いたら OS のインストールをしましょう。

Raspberry Pi 4用インストールメディアを作成する PCまなぶ
Raspberry Pi 4へOSをインストールする(Raspbian編) PCまなぶ

こちらのサイトに大変詳しく書いてありますので、こちらを参考にしてください。(写真撮り忘れてごめんなさい...。)
実際筆者もこのサイトを見ながら設定しました。

SSD 起動設定

OSがインストールできたら、SSDで起動できるように設定します。 microSDカードのままでいいという方は参考程度に。

raspberry pi 4 は USB ブートに対応していないという問題があるので、 boot 領域は SD カードのまま、boot 後は ssd で使用するという方策を取らなくてはいけません。 ネットの情報は錯綜?しており、全然わからなかったのですが、 設定後に考えてみればそんなに難しくなかったのでわかりやすく書きたいと思います。

注意点

ssd にする前に注意点として、linux は全般的に USB 接続された ssd に対して trim が効きません。 なので安い ssd だと速度低下で使い物にならなくなるようです。
そこそこの ssd には自動ガーベッジコレクションによる速度低下回避機能が標準で実装されていますので、Crucial とか Sandisk とか有名なメーカーをお勧めします。 筆者は後でこのことを知ったので2回 ssd 入れ替えています。このデメリットを踏まえた上で ssd を導入してください~。
どうしても trim したいときは ssd を取り外し、 Ubuntu などが入った PC などに SATA 接続した上で 手動で trim する必要があるみたいです。

[2020-8-6 追記]
raspi4 の usb ssd で trim する記事を書きました。

ssd の trim は、ORICO のケースではできなかったので、trim を設定しようと考えている方は、うまくいったロジテックのケースがおすすめです。

なおこの trim 手順は非公式なので、うまくいくかわからないですし、trim の設定を試さない方は安いので ORICO のケースで十分だと思います。

設定

では早速導入しましょう。 raspberry pi 4 が起動したら左上のラズベリーマークのメニューをクリックして SD Card Copier を起動します。

起動したら、SD カードと ssd を選択します。 上がコピー元の SD カード、下がコピー先の ssd です。
"New Partition UUIDs" もクリックしておいてください。 Start を押すとコピーが始まります。
ssd の中身が消えてもいいか聞かれるので yes を選択します。
コピーが完了するまで結構かかりますので、しばらく放置です。 性能と容量次第で時間が変わると思います。筆者は 30 分ぐらいかかりました。

findmnt -n -o source /

と打つと今起動しているディスクが分かります。もしものために写真を撮っておくとよいと思います。

次に

sudo blkid
と打つとパーティション一覧が表示されます。
先ほど確認した SD カード以外の LABEL = "root" と 書かれたディスクを探します。 その後ろの PARTUUID と書かれた部分の後ろの文字列をコピーしておいてください。
sudo nano /boot/cmdline.txt
と打ちこみ、設定ファイルを開きます。
上のようになっているところを、 写真のように書き換えます。 再起動すれば、ssd で起動し、設定は完了です。

もしも失敗してしまい起動しなくなってしまったら、電源を強制シャットダウンした後、
この画面でShiftキーをおしてください。
設定の編集を押します。
cmdline.txt をさっき撮った写真を見ながら元の SD カードの設定に戻せば起動するので、再度設定を見直してください。

長くなったので記事を分けます。 次の記事には NAS にするための samba 導入の記事を書きます。

次の記事
dpcblog.hatenablog.com


Linux のファイルを Windows から操作する

dpcblog.hatenablog.com

前回の記事からの続きになります。
今日は、Windows 10 から Ubuntu のファイルを操作する方法について説明します。
筆者が上手く行かず苦戦した?つまづきポイントについても説明します。
まんま参考サイトに載っていた内容ですが...
なお前回同様、自己責任にて作業を行ってください。

はじめに

現在の Ubuntu は、ext4(fourth extended file system)というファイルシステムなのですが、 Windows 10 では ext4 に対応していないためにファイル操作ができません。 そこで、Windows 10 から Ubuntuファイルシステムを操作するには、Ext2Fsd というツールを用います。

Ext2Fsd の インストール1

まずは、Ext2Fsd を公式サイトからダウンロードしましょう!

Ext2Fsd Project

[2024-4-14 追記]
以前は公式ホームページがリンク切れしていたのですが,いつの間にか復活してました.


必ず、最新のExt2Fsd 0.69 をダウンロードしてください。
0.68 より前のバージョンではオプションへの対応の関係でファイルシステムが壊れたり、不具合が出たりする可能性があるようです。

下の写真は Ext2Fsd の公式ホームページのものです。
HP の "Download link:" の下のURLをクリックします。
Ext2Fsd ダウンロードリンクに直接行き、
"Download Latest Version" をクリックして、"Ext2Fsd-0.69.exe" をダウンロードしてください。


特にこだわり等なければそのまま "Next" を押していけばインストールされます。

これでExt2Fsdを起動すれば認識されるはずなのですが、筆者の Ubuntu ではうまく認識されませんでした。

ハマりどころ2


青で表示されたところ、本来であれば ext4 と表示されるはずがうまく認識できておらず、ext3 となっていることがわかると思います。

原因

この原因は Ext2Fsd が、ext4

・metadata_csum (チェックサムを用いてディスクの信頼性を高める)
・64bit (16TB以上のサイズを使用できるようにする)

という2つのオプションに対応できていないためだそうです。
これを解除すれば正常に認識するということなので、早速解除しましょう。

解除方法

ここからちょっと面倒ですが、前回の記事で使用した USB メモリにダウンロードしたインストールメディアの "お試し版 Ubuntu" を用いて作業します。 早速、USBメモリを差し、 "お試し版 Ubuntu" を起動してください。


起動すれば上のような画面が出てきますので、"Try Ubuntu without Installing" (インストールせずに Ubuntu を試す) を選択してください。


Ubuntu がインストールされた SSD矢印?をクリックしてアンマウント(取り出し)を行います。
取り出しをしないと次の作業ができません。

64bitオプション 無効化

ターミナルを開き、次のコマンドを打ちます。

fdisk -l


ディスクの情報が表示されるので、Ubuntu の入った SSD の名前を探しましょう。
Linux filesystems を見つければいいので、筆者の場合ですと、"/dev/sda2" になります。

上の図のように次のコマンドを打ちます。

sudo e2fsck -f /dev/sdXX

/dev/sdXX にはご自身のデバイス名を入れてください。
次に、64bitオプションを無効にします。

sudo resize2fs -s /dev/sdXX


metadata_csum オプション無効化

上の図のように次のコマンドで metadata_csum オプションも無効化しましょう!

sudo tune2fs -O ^metadata_csum /dev/sdXX

これで完了です。 後は、再起動してください~。

windowsにて

再度、Windows側で Ext2Fsd を起動すれば、ext4Windows で認識されていることがわかります。
Ext2Fsd から各ストレージを選択して、設定画面に入ると下の図のような画面に入ります。

リムーバブルストレージの場合は「Automatically mount via Ext2Mgr」
内蔵ストレージの場合は「Mountpoint for fixed disk, need reboot」を選択するとよいそうです。


今回は「U:」と名前を付けました。Ubuntu の頭文字なので名前は超適当です(笑)

あとは下図のようにexplore でも認識されているか確認してみてください。

終わりに

結構めんどくさいですが、Windows 側からアクセスできると便利なのでやっておいて損はないのではないでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考サイト

  1. Linux ext4パーティションをWindows 10にマウントする方法
  2. Ext2Fsd で ext4 パーティションをマウントできないとき

モバイルバッテリーと合わせて超便利! ダイソーのペットボトル加湿器 - パンダ PANDA

読者の皆様、お久しぶりです。
今日はダイソーなんかいいなと思ったものがあったので、紹介しようかなと思います。

 

それはなんと加湿器です!!
ダイソーに加湿器が売っているとは驚きです。

見た目はこんな感じ。

いいところ

100均なのに300円(税込330円)ですが超音波式で、やけどの心配がないのがいいですね!
あとは加熱の必要が無く、すぐに蒸気がでてくるので結構便利です。


別にぺットボトルが必要で、300mlのペットボトルが推奨されていますが、筆者は310mlのペットボトルを使用しています。
とりあえず大きすぎなければなんでも良いと思います(笑)。あと、プラグは付属しています。


ミストはこんな感じで出ます。見えにくいですが…。
結構かわいいです! ^_^

PCなどから電源を取る形で使ってもよいのですが、筆者はどこでも使えるようにしたい!!ということでモバイルバッテリーを使用しています。

モバイルバッテリーはエレコムのバッテリーでこんなやつです。

左はボタンを押す前で、右がボタンを押した後です。

使用時はこんな感じです。

このモバイルバッテリーは残量がランプで表示されるので、便利に使っているのですが、既に生産終了しているみたいでした。

後継機種は下のモデルのようです。

容量は同じで、これもランプで残量が表示されるようです。

あらかじめ充電しておけば連続稼働時間の4時間ちゃんと持つので便利です。
容量は3000mAhなので、およそ加湿器の稼働時間1.8~1.9回分のバッテリー容量となっています。

パンダをどこにでも持って行けて大変便利ですよ~



注意点

この加湿器に注意点があるとすれば、
ペットボトルのサイズ次第ですが水が余ってしまうので、余った分は捨てて新しい水に入れ替えて使用することでしょうか?

もったいない気もしますが、超音波式は加熱式と違い、雑菌などが繁殖しやすいようです。水を入れたまま何週間も放置しないようにお気を付けください!


頑張ってミストを噴き出しているパンダの姿に癒されるので、皆さんもぜひダイソーで買ってみてはいかがでしょうか?
インフルエンザウィルスやコロナウィルスへの対策にも、ある程度の効果があるのではないかと思います。
「うさぎ」と「ねこ」のバージョンもあるのでお好きなのを選んでみては?
読んでいただきありがとうございました。

外付け SSD に Ubuntu をインストール - Windows 10 (11) とのデュアルブート

皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今日はUbuntu 18.04 LTS をインストールするやり方でも書こうかなと思います。
Linux なんて使わないという方は単純に読み物としてお楽しみください。

[2024-4-14 追記]
Ubuntu 22.04 LTS などでも同じような手順でインストール可能です.


前々から Linux を所有のデスクトップPCにインストールしてみたいと思っていたのですが、 1つのドライブにパーティション分けしてインストールしたWindowsLinuxデュアルブート環境は、 友人の分も合わせて3回も...、インストール後にどちらかが起動しなくなるというトラブルを見てしまったため、怖くてできないままとなっていました。😅

そこで今回は、一つのドライブではなく、Linux を 外付けSSD にインストールし、USB接続により着脱可能?なデュアルブート環境を作ってみたので記事にします。 これならOSが物理的に分かれているので、互いのパーティションに干渉してどちらかが起動しなくなるトラブルを最小限に抑えられるはずです。

WSL (Windows Subsystem for Linux) などもありますが WSL から GPU などのハードウェアにアクセスできないなど、不満点も結構あるので...

[2024-4-14 追記]
皆さんご存じと思いますが,Windows 11 から WSL 2 でも GPU にアクセスできるようになってますので,ネイティブ Linux じゃなくてもいい方はそちらでもいいかもしれません.


今日の記事の内容は比較的難易度が高い?ので、実際に作業される際はご自身の裁量の元、バックアップなどを取りながら注意して作業を行ってください。 当ブログではデータの損失・破損等の責任を負いかねます。

前置き

まずこの記事で行う作業で、作業するPC以外にあらかじめ用意しなくてはならないものは大雑把に、
1. インストールメディア作成用のUSBメモリまたはDVD
2. インストール先の外付けSSD
となります。

WSL を改良??した WSL2 なども開発されているので、そのうち GPU などのハードウェアにもアクセスできるようになるかもしれません。 そうなったときにインストールした SSD が無用の長物になってしまってはもったいないなと思ったので、TBW (総書き込み容量)が大きく、長持ちする SSD にしようと考えました。なので今回購入した SSD は、 CSSD-S6B05GMG4VT という SSD です。

CSSD-S6B05GMG4VT は外付け用ではない内蔵 SSD なので、外付けとして使うにはケースが別途必要になります。 ケースは USB3.2 Gen2 対応の ロジテック 2.5インチ SSDケース を使って外付けSSD 化しました。

初めから外付け SSD 買えばいいと思われるかもですが、

  1. 外付け用として売られている USB3.2 Gen2 (転送速度10Gbps)対応の SSD割と高い
  2. 外付け SSD は TBW 不明のものが多く、耐久値に不安がある

という理由から内蔵 SSD の外付け SSD化という選択肢を選びました。
CSSD-S6B05GMG4VT は TBW が 760 TBW なので Ubuntu がいらなくなったとしても再利用ができます。
他のSSDと値段もあまり変わらなかったですし。(ほんのちょっとだけ高いけど...)

[2020/4/19追記]
CSSD-S6B05GMG4VT ですが、もうどこも売っていないようなので、筆者も使っている 300 TBWの Samsung 870 EVO を代わりにおすすめします。

ケースとSSD

SSD 装着
ケースに入れるとき結構固いのでお気を付けください。

インストールメディアの作成

Ubuntu の動作に必要な推奨システムは以下の通りです。

2 GHzデュアルコアプロセッサ以上
4 GBシステムメモリ
25 GBのハードドライブ空き容量
DVDドライブまたはUSBポート(インストールメディアとして使用)
インターネットアクセス(推奨)
出典:Ubuntuダウンロードサイト

1. Ubuntu のインストール

それでは早速、Ubuntuのインストールメディアを作成するため、

Ubuntuダウンロードサイト

に行って Ubuntu をダウンロードしましょう。

手順は以下の通りです。ご自身でできる方は読み飛ばしてください。

Ubuntu 18.04 ダウンロード画面

サイトの左下の "Ubuntu 18.04.x LTS" 部分ダウンロードをクリックします。 すると今回の場合では、"Ubuntu 18.04.3 LTS" なので、”ubuntu-18.04.3-desktop-amd64.iso” というファイルがダウンロードされます。 iso ファイルとは以下のようなファイルです。

ISOファイルとは、CDやDVDなどの中身を1つにまとめたファイルのことで、これをイメージファイルと呼びます。
通常、アプリケーションのインストールにはファイルやフォルダが複数必要ですがISOイメージファイルにすることによって1つのファイルにまとめることができます。
出典:Windows7:ISOファイルとは?- 教えて!HELPDESK

2. Rufus のインストール

次にこれをUSBに入れてインストールメディアを作成します。
そのためにこちらのサイトを参考に "Rufus" というツールを使い、インストールメディアを作成しました。 既にダウンロードして使っている他のツールがあるぞという方はそちらを使用してもらっても構いません。

筆者は、 からダウンロードしました。 インストール用のUSBメモリをPCに差したら、"rufus-3.8.exe" をダブルクリックで起動します。

注意

インストール先のUSBメモリは、インストールメディア作成時に初期化されます。

自動でUSBメモリが選択されるようなので、他のUSBメモリを差しっぱなしの場合は誤って選択しないように注意してください。

あらかじめ抜いておくとよいでしょう。

USBメモリが正しく選択されていることが確認出来たら、「選択」をクリックし、先ほどダウンロードした ”ubuntu-18.04.3-desktop-amd64.iso” を下の写真のように選択しましょう。

選択できたら、右下の「スタート」を押します。 次のような画面が出てくると思います。


「はい」をクリックしてください。次に、


「OK」をクリックです。最後に、


正しいUSBメモリかどうかをチェックしたら、「OK」を押してください。
これでUSBメモリにインストールが始まります。


準備完了と表示されたらインストールメディアが出来上がっています。 Rufus を終了しましょう!




Ubuntu 18.04 のインストール

ここからは、間違えるとWindowsが起動しなくなったり、データが破損したりなど重大な問題が起きやすいので、最大限の注意を払い、余裕を持って作業しましょう!

下準備

まずは、外付けのSSDをPCにUSB接続しましょう。 また、インストールメディアのUSBメモリもPCに接続してください。 まだSSDの初期化等は行わないでそのままにしてください。 ここまで準備できたら、以下の手順でPCを再起動して UEFI (BIOS) の画面に入りましょう。自分でできるわ!って方は読み飛ばしてください。 (UEFI (BIOS) の画面は、Bluetooth接続のマウス、キーボードだと操作できないので注意してください。)


デスクトップ画面の左下の windows マーク から、「設定」を開いてください。

[:300]
右下の「更新とセキュリティ」を開きます。


「回復」をクリックして


「PCの起動をカスタマイズする」の下、「今すぐ再起動」を押します。


オプションの選択という画面に入るので、「トラブルシューティング」を選択します。


次は「詳細オプション」をクリックです。


UEFI ファームウェアの設定」をクリックです。


「再起動」をクリックで、UEFI (BIOS) の画面に入れます。

UEFI (BIOS) の起動優先順位から優先順位の変更を行いましょう。 以下の画像のようにドラッグして順番を入れ替えます。ちなみに筆者のPCのマザーボードメーカーはASUSです。

一番上が優先度が高い方です。USBメモリを一番上に動かしてください。


F10 を押して「OK」で終了します。

これでUSBメモリのインストール用 Ubuntu が起動します。

SSDUbuntu をインストール


"Install Ubuntu 18.04.3" をクリックしてインストールを開始します。


日本語を選択して「続ける」を押してください。


次も日本語を選択して「続ける」を押してください。


「通常のインストール」に加え、 筆者は、「Ubuntu のインストール中にアップデートをダウンロードする」と「グラフィックとWi-Fiハードウェアと~」のところにもチェックを入れました。


今回は 外付けSSD にダウンロードするので、「ディスクを削除して Ubuntu をインストール」を選択します。



インストール先のSSDを選択し、「インストール」をクリックします。

注意

誤って Windows が入っているドライブを選択すると Windows が起動しなくなります。注意してください。

もし不安な方はあらかじめ Windows の入ったドライブを抜いておくとよいかもしれません。



特に問題なければ「続ける」を押してください。


住んでいる場所を入力します。


パスワード等を入力します。


インストールが始まります。待ちましょう。


特にやっておきたいことなどがなければ、再起動しましょう。


このような画面が出てくれば成功です。 「Ubuntu」を選べば Ubuntu が、「Windows Boot Manager」を選べば Windows が起動します。

お疲れさまでした!

トラブル

ちゃんと起動していたのにある日突然、

上のような画面が出てしまった場合は、"exit" と入力すれば、一応 Ubuntu が起動するはずです。 筆者のPCで確認しました。
どうも、電源をOFFにした後、SSD を抜くとこの画面が出てしまうみたいです。(起動構成が変わるからかも…???)
こちらのサイトを参考に Boot Repair というツールをダウンロードして一旦は直しました。
しかし、SSD抜くと再発...。

メインで Windows を使い、サブで Ubuntu を使いたいので、Windows boot manager側から起動できればよかったのですが、それは難しいみたいです。(というか色々試しましたができなかったです。)
なので、Ubuntu を起動したくなったときは、先ほどの「PCの起動をカスタマイズする」から起動することにしました。


から、


バイスの使用を選び、


ubuntuを選択して起動してください。画面に2つ出てきているのは、下がUSBの分です。

これで、UbuntuWindows から起動できるようになりました。

[2024-4-14 追記]
今だったら,SSDは M.2 SSD にしてより高速な外付け Ubuntu にした方がいいかもです.

終わりに

Linux なかなかに手強いです...(笑) かなり長文になってしまいましたが、なるべくわかりやすく書いたつもりです。 このままでは Windows 側から Ubuntu のファイルを操作できないので、後日、Windows 側から Linux のファイルを使えるようにする記事なども書きたいと思います。先ほど使用したUSBメモリを置いておいてもらえればスムーズだと思います。 わかりにくい部分や間違っている部分などありましたらコメント欄などで教えていただけると助かります。 それでは良いデュアルブート生活を!(笑)

追記

Windows 側から Linux のファイルを扱えるようにする記事を書きました!

自宅で簡単 ~ 家庭用精米機 ~ RICELON(ライスロン)

今日は母に「すごい便利だし、良かったからブログに載せたら?」と言われたものを紹介します。
それは、家庭用精米機です! 全くPC関係ない!(笑)

ですが、この精米機がとても好評です。
その精米機はRICELON(ライスロン)[SM200]になります。

f:id:dpcblog:20200108182807p:plain
筆者撮影

特に母が「古米も新米みたいにおいしいから嬉しい!」と喜んでいます! (笑)
実際に使った精米機の良し悪しは以下の通りです。

良いところ

  • コンパクトで場所を取らないので常時キッチンに置いておける
  • 新米の時期でなくても、新米に近い美味しいお米が食べられる
  • リフレッシュ機能で、玄米だけではなく白米もおいしくなる
  • 新鮮なぬかが手に入るので、料理や掃除、美容パック、肥料などになる
  • 無洗米にもできる
  • 細かく玄米から精米の段階を選ぶことができる(20段階)

良くないところ

  • 音がとにかくうるさい。(置き方かもしれないが、コイル鳴きする時もある)
  • コンパクトゆえに2合(0.5 ~ 2合まで)までしか精米できない。(連続稼働はできる)
  • ぬかを取るのが面倒(上手くぬかを取らないとあっちこっち飛び散る)
  • 精米用のはね部分(金属部分)が丸洗いできない(付属のブラシで掃除すればきれいにはなる)

f:id:dpcblog:20200108182546p:plain
操作部
操作部はこんな感じです
ぬかがついてますが(笑)

最後に

実際、精米したお米は本当に新米のようにおいしいです。
筆者自身はあまり期待していませんでしたが、本当においしくなるのでお勧めです。
ぜひ、自分へのプレゼント?や家族へのプレゼントにいかがでしょうか?
お読みいただきありがとうございました。

ノートPC LL750/F - HDDからSSDへの換装+クローン手順

前の記事 dpcblog.hatenablog.com

からの続きで、今度は HDD を SSD に換装していきます。 筆者の LL750/F は windows7 ですが、windows8 や windows10 でも SSD 換装手順は同じです。 ノートPC裏面の取り外しについては、前の記事を参考にしていただけたらなと思います。(ちょっぴり端折ってしまっていますが…)

はじめに

まず付け換えする前に、新品の SSD を用意しなくてはなりませんね。(すでに使用済みの SSD でもできますが、初期化等が面倒だし、寿命の問題もあるのでこの記事では取り上げません。) 新品の SSD だとクローンソフトが初期化も勝手にやってくれます。


必要なのは新品のSSDと、SATA_USB変換ケーブルです。
(内蔵 SSD を外付け SSD に変換するケースをお持ちの方はそちらでも大丈夫なはずです。たぶん…)


SSDは、240GB で以下のSSDにしました。



SandiskSSD も同じぐらいの値段で迷ったのですが、Sandisk 256GB の SSD の TBW(Total Byte Written) が出てこなかったので、こちらにしました。


Crucial の 240GB の SSD は、TBW が 80TB で、1日当たり 43GB の書込を5年間行った場合に相当するらしいです。(Crucial HP より)

ここで TBW とは、SSD の総書込容量のことで、メーカー保証の対象になる書き込み量のことです。

これを超えればすぐに壊れていきなり使えなくなるという類ものではないですが、交換した方が良い目安になります。

SSD の容量は、クローン前の HDD で使用済みの容量が余裕を持って入るサイズをお勧めします。 (例えば、1TB の HDD で 300GB 使用済みであった場合などでは、480GB の SSD にするなど。)


あとは、SATA_USB変換ケーブルが必要になります。

筆者はすでに変換ケーブルを持っていたので、それを使いました。



クローン手順

1. 下準備

まずは SATA_USB 変換ケーブルに新品の SSD を差し込んでください。差し込むとき、結構固いので向きなどに注意してください。

画像のように用意ができたら、 USBに先に差しておかないとクローンソフトが認識しないので、USB ポートに差して早速 SSD にクローン作っていきましょう!!

2. クローンソフトのダウンロード

[2024-4-14 追記]
Easeus todo backup freeでのクローンの作成は無料でなくなってしまったようです. 代わりに crucial の公式クローンソフトへのリンクを貼っておきます. www.acronis.com 手順はこちらの公式HPから見れます.

SSD 換装

完了したら、クローンした SSD にはクローン元の HDD と同じ環境が構築されているわけなので換装に移ります。 詳しい裏側の取り外し方については、前の記事を参考にしていただけたらなと思いますが、PCの電源を切って、バッテリーパックを外し、30秒~1分ほど待って放電してから作業を開始しましょう。

上の画像の中で、HDDは以下の画像の部分ですね。

これを左側にずらして、取り外します。

取り外せたら、SSD を HDD と同じように差し込みましょう。

蓋を戻して、バッテリーパックを戻したら完了です!お疲れさまでした。 あとはちゃんと起動するか確認しましょう~


起動まで確認出来たら本当の意味で完了です。 クローン元の HDD は SSD初期不良等に備えるため、しばらくはそのまま大切に保管しておきましょう。1, 2か月問題なく SSD で動いていれば安心ですね。


読んでいただきありがとうございました。