プログラミング系ブログ

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プログラムやパソコンパーツ関連のことを、まったりと解説したり、しなかったりするブログです。

ノートPC LL750/F - HDDからSSDへの換装+クローン手順

前の記事 dpcblog.hatenablog.com

からの続きで、今度は HDD を SSD に換装していきます。 筆者の LL750/F は windows7 ですが、windows8 や windows10 でも SSD 換装手順は同じです。 ノートPC裏面の取り外しについては、前の記事を参考にしていただけたらなと思います。(ちょっぴり端折ってしまっていますが…)

はじめに

まず付け換えする前に、新品の SSD を用意しなくてはなりませんね。(すでに使用済みの SSD でもできますが、初期化等が面倒だし、寿命の問題もあるのでこの記事では取り上げません。) 新品の SSD だとクローンソフトが初期化も勝手にやってくれます。


必要なのは新品のSSDと、SATA_USB変換ケーブルです。
(内蔵 SSD を外付け SSD に変換するケースをお持ちの方はそちらでも大丈夫なはずです。たぶん…)


SSDは、240GB で以下のSSDにしました。



SandiskSSD も同じぐらいの値段で迷ったのですが、Sandisk 256GB の SSD の TBW(Total Byte Written) が出てこなかったので、こちらにしました。


Crucial の 240GB の SSD は、TBW が 80TB で、1日当たり 43GB の書込を5年間行った場合に相当するらしいです。(Crucial HP より)

ここで TBW とは、SSD の総書込容量のことで、メーカー保証の対象になる書き込み量のことです。

これを超えればすぐに壊れていきなり使えなくなるという類ものではないですが、交換した方が良い目安になります。

SSD の容量は、クローン前の HDD で使用済みの容量が余裕を持って入るサイズをお勧めします。 (例えば、1TB の HDD で 300GB 使用済みであった場合などでは、480GB の SSD にするなど。)


あとは、SATA_USB変換ケーブルが必要になります。

筆者はすでに変換ケーブルを持っていたので、それを使いました。



クローン手順

1. 下準備

まずは SATA_USB 変換ケーブルに新品の SSD を差し込んでください。差し込むとき、結構固いので向きなどに注意してください。

画像のように用意ができたら、 USBに先に差しておかないとクローンソフトが認識しないので、USB ポートに差して早速 SSD にクローン作っていきましょう!!

2. クローンソフトのダウンロード

[2024-4-14 追記]
Easeus todo backup freeでのクローンの作成は無料でなくなってしまったようです. 代わりに crucial の公式クローンソフトへのリンクを貼っておきます. www.acronis.com 手順はこちらの公式HPから見れます.

SSD 換装

完了したら、クローンした SSD にはクローン元の HDD と同じ環境が構築されているわけなので換装に移ります。 詳しい裏側の取り外し方については、前の記事を参考にしていただけたらなと思いますが、PCの電源を切って、バッテリーパックを外し、30秒~1分ほど待って放電してから作業を開始しましょう。

上の画像の中で、HDDは以下の画像の部分ですね。

これを左側にずらして、取り外します。

取り外せたら、SSD を HDD と同じように差し込みましょう。

蓋を戻して、バッテリーパックを戻したら完了です!お疲れさまでした。 あとはちゃんと起動するか確認しましょう~


起動まで確認出来たら本当の意味で完了です。 クローン元の HDD は SSD初期不良等に備えるため、しばらくはそのまま大切に保管しておきましょう。1, 2か月問題なく SSD で動いていれば安心ですね。


読んでいただきありがとうございました。

ノートPC LL750/Fの無線LANカードの交換 - (11ac)対応

読者の皆様、こんにちは。

皆様は、GWはいかがお過ごしだったでしょうか?

筆者は、GWをだらだら過ごしている間に、あっという間に終わってしまい、茫然としています…(笑)

 

今日はGW中に、自宅に眠っていた、
2011年製NECノートパソコン LL750/F (windows7)

kakaku.com


がもったいないので今後も使えるようにした換装などしてカスタムした話を書きます。

もしかしたらどなたかのお役に立てるかもしれませんので。
(故障しても責任はとれませんので、以下自己責任でお願いします >_<)

無線LANカードの交換

まずは、無線LANカードの交換からやっていきたいと思います

 

LL750/F に搭載されている無線LANカードは、802.11 b/g/n 対応のものなので、 2.4GHz 通信しか対応していません。

せっかく家の無線LANが 5GHz で通信できるのに、これではもったいないので、5Ghz対応に変えてしまいたいと思います。

 

PCを開けなくてはならないのでハードルが高く感じるかもしれませんが、このモデルは増設などが比較的簡単にできるモデルなのでそこまで難しくはありません。というか、慣れれば他のどのPCでもどうということはありません。(一部、裏側が外しにくかったり、特殊なねじだったりするノートPCがあるかもしれませんが…)

 

必要なのはねじを回すドライバーと以下の無線LANカードになります。 

LL750/F のLAN端子?は古い規格で、 mini PCI express half という規格の無線LANカードを使う必要があります。最近は M.2 のものが主流のようです。さっき紹介した無線LANカードは mini PCI express half の規格の中では最も新しいもので、これ以降、intelは、mini PCI express half 無線LANカードは作っていない?ようです。
 

ノートPC裏面の取り外し

では、さっそく作業に入りましょう!
まず初めに電気が基盤の余計な場所に流れないようバッテリーパックを外したら、30秒~1分ほど待ってから、作業し始めましょう。
まず、後ろ側のねじをはずして蓋を取ります。
 

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PC裏側の蓋を外した画像
蓋のねじは無くさないようにしてください。
画像ではバッテリーパックも付いたままになっていますが、バッテリーも外した方が安全に作業できます。(筆者は蓋を外してから思い出しました...😥)

 

画像左下がHDD(ハードディスク)で、SSDに換装しようと思ったので筆者は一緒に外しました。SSD換装の話は別の記事に書きたいと思います。

古い無線LANカードの取り外し

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PC内部の無線LANカード

写真の赤で囲っている部分がノートPCにもともと入っている無線LANカードになります。

 

これを次の写真の手順で外してください。

注意点としては、手順3の2本のコードは筆者のPCでは結構固かったので、ちぎれないよう気を付けてください。

爪でひっかければパチンと取れるようになっていました。

また、白と黒の順番を覚えておくようにしてください。

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無線LANカード取り外し手順その1

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無線LANカード取り外し手順その2

取り外すことができたら、新しい無線LANカードと混ざらないように別の場所に置いておくのがおすすめです!

新しい無線LANカードの装着

新しい無線LANカードを取り出しましょう。

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購入した 11ac 対応 無線LANカード

袋から取り出してさっき外した無線LANカードと同じように装着します。

1. 無線LANカードに黒と白のコードを先に差し込みましょう。

2. mini PCI express half スロットには、カチッと音がするまで差し込んでください。

3. 最後に、ねじを止めて終了です。

 

 

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ねじを止める前
画像のようにねじ穴の位置を確認し、しっかりとスロットに差さっている確認してからねじを止めてください。
(スロット装着は地味に固いので…)

最後に

これで無線LANカードの交換は終わりになります。

実際にやってみると結構簡単です。

あとはLANケーブルで、ルーターとPCを接続し、PCを起動すれば自動的にネットからドライバーを拾ってきてくれるはずです。(たぶん...)

なので、蓋を閉めてバッテリーを戻し、LANケーブルを差した後、windowsを起動しましょう!!

 

これで、ばっちり!5GHz通信できる~ ♪ はずでしたが、筆者のPCでは(なぜか?)ネットワークアダプターのドライバーを拾ってきてくれませんでした。

 

ですので、同じようにドライバーを拾ってくれなかった方で解決方がわからない方は以下をご覧ください。

ご自身でできる方は読み飛ばしてください。

 

あとがき

蓋を閉めて終わりになりますが、せっかく蓋を外したので、エアダスターでCPUファンも掃除しておくとよいと思います。

この時、ファン側から排出する外側に向かって吹き付けるとホコリも内側に入らないのでオススメです。

 

 

以上で、無線LANカードの交換の記事は終わりになります。

お疲れさまでした。

 

ブログを初心者なので、この記事を書き上げるのに結構時間がかかってしまいました…
皆さんにちゃんと伝わっているか不安ですが、次の記事は、SSDの換装について書きたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

 

UNIXコマンドの使い方その2 - mkdir, rmdir

 前回の記事からの続きとなります。

dpcblog.hatenablog.com

UNIXコマンドで、ディレクトリを作ったり削除したりしていきましょう。

mkdir コマンド

mkdir コマンドは、ディレクトリを作成するときに使うコマンドになります。

mkdir ディレクトリ名

とすることで入力した名前のディレクトリをカレントディレクトリの真下に作ることができます。

ここで、練習として、ホームディレクトリの下に「TEST」ディレクトリを作ってみましょう。まず、現在のディレクトリからホームディレクトリに移動しましょう。

cd ~

 でホームディレクトリに移動することができます。次に、

mkdir TEST

と入力します。 最後に確認のため、

ls

とコマンドを打ってみてください。これで「TEST」ディレクトリができていることがわかると思います。

rmdir コマンド

rmdir コマンドはディレクトリを消去するときに使用するコマンドになります。
このときには消去するディレクトリの中は空である必要があり、ファイルなどが入っている場合は消去することができません。

先ほどの作った「TEST」ディレクトリを削除してみたいと思います。

rmdir TEST

とコマンドを打つと「TEST」ディレクトリは空のため、削除することができます。ls コマンドで確認してみて下さい。

 

 

 

発展

ここで、少し発展的?な操作をしてみたいと思います。ここから、いろんなコマンドやディレクトリが出てきてややこしいかもしれませんが、頑張りましょう。

mkdir コマンドでは、ディレクトリを一括で作ることもできます。どういうことかというと、オプション "-p"を用いて、

mkdir -p ./TEST/TEST2

と入力してみてください。このあと、ls コマンドを打つと、「TEST」ディレクトリがもう一度できたと思います。次に、

cd ./TEST

と入力すると「TEST」ディレクトリに移動することができます。移動後、ls コマンドを打つと、「TEST2」ディレクトリもできていることが確認できると思います。

このことから、削除して存在しなくなった「TEST」ディレクトリをもう一度新しく作り直し、その下に「TEST2」ディレクトリを一気に作れたということになります。

ちなみに、念のため、説明すると、

./TEST/TEST2 は、
.(カレントディレクトリ) / (の下の) TEST (ディレクトリ) / (の下の) TEST2 (ディレクトリ)
という意味です。

このように階層的なディレクトリをオプションを用いることで一気に作成できます。

次に「TEST」ディレクトリを削除してみましょう。いま、cd コマンドで「TEST」ディレクトリ上にいるので、ホームディレクトリに戻りましょう。

cd ~

で戻ることができましたね?

そこから「TEST」ディレクトリを削除しようとしてみましょう。

rmdir TEST

 と入力してみてください。おそらく、削除できなかったものと思います。これは「TEST」ディレクトリの中身が空ではなく、「TEST2」ディレクトリが存在していたからです。では、どうやって削除するのか?ということですが、これは、別の rm コマンドというコマンドを使います。ディレクトリを削除する際にはオプション -r を用いて、

rm -r TEST

とすることで「TEST2」ディレクトリごと、「TEST」ディレクトリを削除することができます。ls コマンドで確認してみてください。

rm コマンドでは、普通のファイルを削除するときには -r は必要ありません。試しに、普通のテキストファイルを削除してみましょう。

ここでは、詳しく触れませんが、中身がないファイルを作りたいときは、

touch ファイル名

とすることで、ファイルを作ることができます。そこで、

touch test.txt

として、"test.txt"という名前のテキストファイルを作りましょう。ちなみにテキストファイルとは、簡単に言えば文章だけのファイルのことです。今作ったテキストファイルには何も書かれていませんが、一応ファイルはできたと思います。これを削除するのは、

rm test.txt

とすることで削除できます。このとき、-r が付いていても削除できます。-r のオプションはディレクト削除対象に含めるという意味になります。

 

ここで演習問題をやってみてください。

1. ホームディレクトリに"E1"ディレクトリを作る。

2. "E1"ディレクトリにカレントディレクトリを変更する。

3. "E1"ディレクトリに"E2"ディレクトリと、"E2"ディレクトリの下に"E3"ディレクトリを一気に作る。

4. "E3"ディレクトリにカレントディレクトリを変更。(相対パスを用いて1回で)

5. カレントディレクトリをホームディレクトリに移す。

6. "E1"ディレクトリ、"E2"ディレクトリ、"E3"ディレクトリを一気に削除する。

1. mkdir E1

2. cd ./E1

3. mkdir -p ./E2/E3

4. cd ./E2/E3

5. cd ~

6. rm -r E1

 

 

今回はここまで。

UNIXコマンドの使い方その1 - ls, cd, pwd

4月に入って大学、会社などで初めてUNIXコマンドを使う方も多いのではないでしょうか? UNIXコマンドはいろんな種類がある上に、ファイル管理などをCUIベース(文字のみ)で行うのは何をやっているか分からなくなることが多いのではないかと思います。

初ブログ記事として、そんな困ったUNIXコマンドの使い方について、少しずつですが、なるべく分かりやすく説明していきたいと思います。

ls コマンド

まず、ls コマンドについて説明します。

ls コマンドはディレクトリ(フォルダ)中のファイルのリストを表示するコマンドになります。

ディレクトリを明示的に指定しない場合には,カレントディレクトリ(現在の作業ディレクトリ)についてファイルのリストを表示するようになっています。

下の表のようなコマンドオプションが存在します。

オプション 意味
-a 隠しファイルを含む全ファイルの表示
-l ファイルの日付など詳細な情報を含む、long formatでの表示
-R ディレクトリ内の全てファイル及びサブディレクトリのファイルの表示
-F ディレクトリと実行ファイルとを区別して表示

 

コマンドオプションは表のものが代表的なもので、他にも存在します。

その他のコマンドを知りたいときは、

ls --help

と打てばコマンドオプションの一覧と説明が表示されるので忘れてしまったときや、その他のオプションを知りたいときに便利です。

ちなみに、この"--help"オプションは他のUNIXコマンドでも使えます。

 

 

 

cd コマンド

次に cd コマンドについて説明します。cd コマンドは、change directory の略で、作業を行うディレクトリを変更するコマンドになります。

cd の後ろにディレクトリ名を指定することで移動することができます。

ディレクトリを指定する際に用いられる表記については以下のようになります。

記法 意味
~ ユーザーのホームディレクトリを表す
./ 現在のディレクトリを表す
../ 一つ上の階層を表す "/" は省略することもできる
- 1つ前に操作していたディレクト

 

cd ~ または cd のみでホームディレクトリに移動することができます。

例題として、ホームディレクトリで作業中に、
ホームディレクトリの下の「TEST」ディレクトリに移動したい場合であれば、

cd ./TEST/

とすることで移動することができます。

pwd コマンド

pwd コマンドを使うことにより、現在のカレントディレクトリの絶対パスを表示することができます。

ファイルやディレクトリを指定するパスには、絶対パス相対パスがあります。

絶対パスは、大元となるルートディレクトリからの位置で表すものです。

相対パスは、カレントディレクトリなどの基準となるディレクトリからの位置を示します。

普段は相対パスを使う方が多いと思いますが、一発で移動したい場合や、どのディレクトリからでも移動したいなどという場合に絶対パスを使います。

 

次の記事では、ディレクトリを作ったり(mkdir)、削除したり(rmdir)を説明し、ディレクトリやファイルを操作する練習も行いたいと思います。